まとめ
風邪薬や花粉症の薬の中には、緑内障の方には使用できない場合があります。いつでも、薬を使えるよう、かかりつけから「緑内障連絡カード」をもらいましょう。
持っている時には病院・薬局へ提示しましょう。
緑内障の方は風邪薬にも注意!!
風邪の時期がきましたが、健康に過ごせていますか?
風邪の予防には適度な運動、バランスの良い食事、しっかりとした睡眠、ストレスを避けるなどとともに、うがい、手洗いなどと言われます。
睡眠に興味津々の私としては、睡眠をしっかりと取っていただくことが、この中で一番重要・・・ と信じていますので、睡眠時間の確保に頑張っています。
そんなこんなで、色々と気をつけていても、もらってしまうのが「風邪」。
そんな時に市販で風邪薬を購入して対応する方はどのくらいいるでしょうか?
ただ、緑内障の方には使用ができない場合があるので注意!!
風邪をひいたら風邪薬を飲みたい・・・
風邪をひいたら風邪薬を服用する方もいらっしゃると思います。いろいろな症状に対処できて便利。でも、その中に緑内障の方の中には使えない成分が入っていることがあります。
そのため、緑内障の方には注意が必要!!
場合によっては「緑内障発作」という状態にもなりかねないので、私達、薬剤師も気を使うところになります。
他にも・・・
市販薬で販売されている薬剤では、総合感冒薬の他に、酔い止めや咳止め、睡眠補助薬、花粉症薬(抗ヒスタミン薬)、目薬でも緑内障に使えない薬剤があることが確認できました。
市販されている薬剤すべてを確認することができないので、他にもあるかもしれません。購入する際には薬剤師・医薬品登録販売者に確認するのがおすすめします。
緑内障と言われたら、服用できないの?
緑内障と言われても使用できる方はいらっしゃいます。それは緑内障といっても、いろいろな種類の緑内障があり、その中の一部の方が服用できないため。また、治療の状況(白内障の治療の経過も含めて)によっては使用できることもあります。
これらは相談されても、わからないのが実情であり、困ることがあります。
「緑内障連絡カード」を作ってもらいましょう。
では、どうすればいいか・・・
日本眼科医会では、緑内障の方を対象に「緑内障連絡カード」を紹介しています。これをお持ちいただけると、使ってよいかの判断がつきます。
このカードは日本眼科医会が紹介しているカードで、「眼科医が緑内障による薬剤の制限があるかを示したカード」になります。
ここで使用できるとなれば、眼科医から使っていいよというお墨付きをもらったも同然なので、薬剤師も安心しておくすりをお渡し可能。緑内障と言われたら、ぜひ眼科医より「緑内障連絡カード」をもらっていただけると助かります。
持っていたら、病院にかかられる時にも提示しましょう。
病院では、緑内障に使用できない薬剤を様々な病気で使用します。最近は薬剤を使用するために服用していただく薬剤の中にも、緑内障に使えない薬剤があることも。
薬局やドラッグストアでの提示とともに、病院にかかられる時にも提示していただけるとありがたいですね。
参考)
公益社団法人 日本眼科医会 緑内障連絡カードのご案内
https://www.gankaikai.or.jp/info/detail/glaucomainfocard.html
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