検査がいくつもあると、どれがいいのかわからなくなることがあると思います。
同じ検査なら、誤差が少ない検査がいい。その誤差を調べる方法の一つにbland-altman分析があります。
誤差について
bland-altman解析を知るためにはまずは誤差について知る必要があります。誤差には「系統誤差」と「偶然誤差」の二つがあります。
系統誤差:真の値に対して一定の偏った系統を持った誤差
偶然誤差:真の値に対して大小ランダムに生じる誤差。測定を繰り返すことによって平均が0に近づく。
偶然誤差は原因がはっきりしない誤差になりますが、系統誤差は誤差を生む要因が説明できるものになります。
このうち系統誤差は固定誤差と比例誤差があります。
固定誤差:真の値にかかわらず、特定方向に一定の幅で生じる誤差
比例誤差:真の値に対して比例して増減する特定方向に生じる誤差
Bland-altman分析の方法
Bland-Altman分析は2つの対応のあるデータから、2つの検査方法の結果の一致性を視覚的に確かめるための手法で、縦軸(y軸)に2つの検査方法の差、横軸(x軸)に2つの検査の平均を取って示します。
Aという検査方法とBという検査方法がある時の固定誤差の例を示しています。
固定誤差がある場合には正の方向(上の方向)または負の方向(下の方向)に偏っていきます。
(図を作成して思いましたが、偏らせすぎた感はありますが・・・)
比例誤差が存在する場合には、横軸に値が増加するにつれて測定値の差の増加が見られる扇型の分布を示します。
使用できる統計解析ソフトは?
Rで解析したい場合には「blandr」のパッケージで解析することができます。下記「統計ER」のwebサイトがわかりやすいと思いました。
EZRやEXCELも頑張ればできるようですが、(まぁ、EXCELは頑張れば何でもできますが)私には難しそうです。当然、SPSS、JMPも可能です。
EXCEL統計では機能一覧で見つけることができなかったので、できないのではと思います。
1)スタッツギルド株式会社 ブランドーアルトマン分析
https://www.stats-guild.com/analytics/19144
2)いちばんやさしい、医療統計 「Bland-Altman分析とはどんな解析手法?対応のあるデータをプロットで視覚的に把握」
https://best-biostatistics.com/summary/bland-altman.html
3)評価の絶対信頼性 理学療法科学 2011;26(3).451-461
4)統計ER ブランドアルトマン 分析をRで行う方法
https://best-biostatistics.com/toukei-er/entry/bland-altman-analysis-in-r
5)Bland-Altman分析 Bland-Altman analysis
https://www.jspt.or.jp/ebpt_glossary/bland-altman-analysis.html
コメント