ランニングを行う時の水分摂取量を決めるのに、体重を測ることにより水分喪失量を調べて、その分の水分量を摂取する量を決めるという方法があります。
詳しくはこちらを参照。
同一人物が行ったら、どれくらい水分喪失量が変化するでしょうか?
実際に測ってみると、どのようになるか調べてみました。
方法
日付を変えて、同じコースをWalking 1km ⇨Running 5km ⇨Walking 1kmを行い、その前後の体重を測定して、どの程度、体重が変動するか測定しました。
服装も影響を与えるとは思いますが、寒くなると服装を変えている方がほとんどであると思いますので、寒さに合わせて服装を変えています。
気温と相対湿度は、気象庁のデータから近くの観測所のデータを表記しています。
結果
実際にやってみた結果は下記。
①8月7日(気温:27.3度 相対湿度:90%)
【開始前の体重】 73.0kg ⇨ 【終了後の体重】72.4kg
【摂取水分量】 500mL
【服装】 速乾性のTシャツ+ハーフパンツ
②8月11日(気温 30.9度 相対湿度:69%)
【開始前の体重】 72.2kg ⇨ 【終了後の体重】71.5kg
【摂取水分量】 500mL
【服装】 速乾性のTシャツ+ハーフパンツ
③8月12日(気温:31.3度 相対湿度:70%)
【開始前の体重】 72.0kg ⇨ 【終了後の体重】71.0kg
【摂取水分量】 500mL
【服装】 速乾性のTシャツ+ハーフパンツ
③8月25日(気温:28.9度 相対湿度:84%)
【開始前の体重】 71.4kg ⇛ 【終了後の体重】70.6kg
【摂取水分量】 500mL
【服装】 速乾性のTシャツ+ハーフパンツ
③9月29日(気温:23.8度 相対湿度70%)
【開始前の体重】 72.0kg ⇛ 【終了後の体重】71.7kg
【摂取水分量】 500mL
【服装】 速乾性のTシャツ+ハーフパンツ
④10月6日(気温:20.3度 相対湿度:92%)
【開始前の体重】 72.5kg ⇛ 【終了後の体重】72.4kg
【摂取水分量】 500mL
【服装】 速乾性のTシャツ+ナイロン製パンツ
⑤10月13日(気温:17.1度 相対湿度:78%)
【開始前の体重】 72.1kg ⇛ 【終了後の体重】72.0kg
【摂取水分量】 500mL
【服装】 速乾性のTシャツ+ナイロン製パンツ
データを表にまとめてみました
これより水分喪失量を計算し、表にまとめてみました。
グラフにすることも考えましたが、気温なども一緒に見れたほうが良いと思ったので、このままにしてみました。
注意点はありまして、それぞれの所要時間はWalkingが12分(ここは大きくはかわりません)×2とランニングは29分台から31分台と運動時間は多少のばらつきがあります。
ですので厳密なデータではないのを前提に見ていただけたらと思います。
日付 | 気温 | 湿度 | 水分喪失量 |
---|---|---|---|
8月7日 | 27.3度 | 90% | 1100mL |
8月11日 | 30.9度 | 69% | 1200mL |
8月12日 | 31.3度 | 70% | 1500mL |
8月25日 | 28.9度 | 84% | 1300mL |
9月29日 | 23.8度 | 70% | 800mL |
10月6日 | 20.3度 | 70% | 600mL |
10月13日 | 17.1度 | 78% | 600mL |
ここからが考察
Walkingを入れても7km程度ですが、水分喪失量は倍近く変わっており、これだと一律で水分を設定するのはかなり難しいと感じます。
また、定期的に運動をし、体重の変動を計測している人であれば、どの程度、水分を失うのかは予想がつきそうですが、週に1回〜月に数回であるとなかなか予測するのは難しそう・・・
やはり、ある程度は運動前に水分を摂取しても、喉の乾きに応じて水分摂取を心がけることが大切ですね。
それと5km程度しか走っていませんが、想像以上に水分を失っていますね。これくらいの距離でも夏場は水分を用意して運動をしたほうが良さそうです。
のんびり
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